活動報告

2009年度 一覧

治療を受けておられる多くの患者さんのために、大きな励みとなる善意のご慰問をいただいております。

1月12日、中日ドラゴンズの立浪選手、井上選手を始め6選手が、患者さん、特に小児病棟の子供たちの慰問に訪れました。
トークショーでは引退する立浪・井上両選手が昨年の引退の際の裏話や、これまでの赤十字病院の慰問に関する思い出を語ってくれました。
引き続いて、6選手は小児病棟に入院している子供たちを一部屋づつ慰問に回り、写真を撮ったりサインボールをプレゼントしたりしながら、早くよくなってと励ましました。
プロスポーツ選手の力強い励ましが子供たちの力になってくれることを祈ります。

12月1日、当院 内ヶ島講堂において、中国琵琶演奏の第一人者涂善祥(と・ぜんしょう)氏によるコンサートが開かれました。
涂善祥さんはかつて当院に入院・療養されたことがあり、その縁から近年、毎年この時期に患者さんの慰問演奏を行っておられます。
今年もNHK「シルクロード」のテーマをはじめ、女性歌手も交えてのクリスマス曲など聞き覚えのある曲を何曲も披露いただきました。
患者さんも日頃の闘病生活をしばし忘れて、涂さんの各国ミュージシャンとの交友のお話や、悠久の琵琶の音色を楽しんだことと思います。
アンコールでは観客も一緒に「清しこの夜」を歌って、心温まるひと時を過ごしました。

2009年7月1日、坂田昌代会長はじめ6人の名古屋国際婦人クラブメンバーが小児医療センターを慰問しました。
名古屋国際婦人クラブは、1953年に発足され、婦人の進歩向上、各国婦人間の理解と親善、社会奉仕を目的としてさまざまな活動をされています。また、同クラブのメンバーは、名古屋国際婦人赤十字奉仕団員として奉仕活動をされており、毎年の恒例催事の慰問もその一環となっています。
当日、メンバーらは病院幹部との歓迎セレモニーの後、同センターのプレイルームを訪れ、子どもたちへ「早く元気になってくださいね」と励ましの言葉とともに「保育用テーブル」と「教材用DVD」を贈りました。これに対して子どもたちはお礼のメッセージを送り、手作りのぬり絵や張り絵を手渡しました。また、この日のために練習してきた「トトロのテーマ」「ドレミのうた」の歌と振り付けの踊りが披露され、子どもたちの歌に合わせて皆がリズムをとったり口ずさんだりと、ルーム内はなごやかな雰囲気に包まれ、心ふれあう感動の慰問となりました。

2009年6月5日、今年も全日空の客室乗務員ら4人が当院を訪問し、入院患者さんに「幸福の訪れ」の花言葉を持つすずらんの押し花を贈りました。今年で54回目となるこの催しは、全日空グループが社会貢献活動の一環として1956年から毎年続けているもので、空港で働く同社社員による手作りの押し花を全国54カ所の病院に届けています。
この日、客室乗務員らは小林院長にすずらんの鉢植えを贈呈した後、西棟12階女性センターを慰問、患者さんひとりひとりにすずらんの押し花のしおりを手渡しで贈りました。「この押し花が療養生活の励みになります」と、しあわせのプレゼントに嬉しさを隠せない様子の患者さんに対して、「患者さんの明るい表情や感謝の言葉に逆に元気をいただきました」と客室乗務員が元気のプレゼントに喜びを語るなど、患者さんと全日空スタッフの心をつなぐ感動の慰問となりました。

ページトップへ戻る

日本赤十字社 愛知医療センター