女性泌尿器科

妊娠・出産と性器脱・尿失禁の関係

妊娠・出産と性器脱・尿失禁の関係

妊娠・出産は性器脱・尿失禁の発症・悪化と深い関係があります。経腟分娩、肥満、鉗子分娩、若年での初産、分娩第二期の延長、巨大児、便秘は性器脱・尿失禁の原因になると考えられています。妊娠中や出産後の生活管理や骨盤底筋トレーニングをすると、性器脱や尿失禁を予防することができます。例えば分娩を順調に進行させるために注意することは、妊娠中の体重増加を抑制(妊娠前が標準体重の人では約10キロ)、出産中はリラックス、子宮口が全開大する前に怒責しないことが考えられます。出産後早期でのお腹を締めつける腹帯は性器脱の原因となり得ます。

骨盤底筋とは、骨盤底で骨盤内の臓器をハンモック状に支えている筋肉群を総称したものです。尿道、腟、直腸はこの筋肉群と靭帯の間を通って会陰部へ開口しています。妊娠中は子宮重量が増加するため、骨盤底筋の負担が増えます。

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