詳細な診療情報

整形外科

詳細な診療情報 整形外科

脊椎脊髄外科

主に頚椎症性脊髄症、後縦靭帯骨化症、黄色靭帯骨化症、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症等の変性疾患や脊椎の破裂骨折・脱臼、骨粗鬆症性の圧迫骨折、脊髄(髄外)腫瘍・馬尾腫瘍などの手術治療を行っています。脊椎手術は年間約300件です。
 頚髄症の後方手術は、必要な高位だけを除圧する選択的椎弓形成術を採用しています。
 椎間板ヘルニアによる下肢痛に対しては、まず神経根ブロックなどの保存治療を徹底しますが、それでも疼痛が強い場合には手術治療を選択します。手術は、顕微鏡を用いた髄核摘出術を行っています(レーザー手術や内視鏡手術は行っていません)。後縦靭帯下脱出型のヘルニアには「ヘルニコア(椎間板内酵素注入療法)」も行っています。
 腰椎すべり症など不安定性が強い場合には、除圧術に固定術を併用します。しかし、脊椎固定術は長期的には弊害もあるため適応を絞って行っています。
 骨粗鬆症性の脊椎骨折に対しては、侵襲の非常に小さい経皮的椎体形成術(BKP)を積極的に行っています。脊椎脊髄外科専門医の診察は、月曜日、水曜日、金曜日です。

手外科

手外科では主に、肘関節・手関節を含め、手指の先端までのさまざまな疾患を対象として治療を行っています。

手・指の外傷

交通事故、労働災害による手や指の脱臼・骨折・挫滅創などの治療を行います。開放性の骨折や神経断裂などの高度損傷は、最初の段階でいかに適切な治療を受けられるかが、手の機能の大きな分かれ目となります。スポーツ中の突き指・脱臼などは、スポーツへの復帰を念頭に置いた治療を行っています。

肘の外傷

 肘は、手指の位置を体に近づける(屈曲)、遠ざける(伸展)機能を担っており、特に屈曲障害は食事動作や、整容(身なりを整える)動作を大きく損ないます。当院では肘関節の外傷の経験が豊富で、リハビリテーション科と連携して治療を行っています。

腱鞘炎と関節変形

手指の痛みの原因として多いのが、腱鞘炎、関節炎・関節症(関節の老化)によるものです。腱鞘炎に対しては注射や手術が効果的です。関節炎・関節症に対しては適切な装具(サポーター・テーピングなど)による治療や、必要に応じて手術を行います。

上肢の神経障害

手首や肘で神経が圧迫されると、手指のしびれ・痛みを生じます。手外科外来では、これらの疾患に対する理解を深めていただくために、分かりやすいパンフレットを用意して説明させていただいています。また、薬物・装具による保存療法や、手術治療を行っています。

小児の手・足の変形と機能障害の治療

当院手外科の特徴として、小児の手足の変形に対する専門的治療を行っています。生まれつきの変形、けがをしたために生じた変形、発育障害などに対する専門的治療が可能です。小児科・麻酔科・ハンドセラピストとの連携のもと、親子とも安心して、最新の治療が受けていただけるよう体制を整えています。現在手外科外来は、月曜日、火曜日、木曜日となっています。月曜日午後には関西医科大学教授の堀井恵美子先生による『先天異常専門外来』があり、新規の方の診察と、過去に治療された方の成長過程を定期診察されています。

スポーツ内視鏡関節外科

整形外科的スポーツ傷害・外傷全般を診療しています。手術治療は関節鏡を用いた手術を中心に行っています。関節鏡視下手術は直視下手術(従来の切開する手術)に比べて手術創が小さく低侵襲で、術後の疼痛が軽減されます。さらに創が小さいことで、関節周囲筋肉の機能をあまり低下させずに早期かつ確実なスポーツ復帰を目指しています。

膝関節

  • 膝靭帯損傷に対する関節鏡下前十字・後十字靭帯再建術・内外側側副靭帯再建術
  • 半月板損傷に対する半月板縫合術・切除術
  • 膝蓋骨脱臼に対する内側膝蓋大腿靭帯再建術
  • 変形性関節症に対する人工関節置換術・骨切り術・関節形成術・骨軟骨柱移植術・関節固定術
  • 軟骨欠損に対する自家骨軟骨移植術・自家培養軟骨移植術

肩関節

  • 肩関節脱臼に対する関節鏡下バンカート修復術
  • 肩腱板損傷に対する関節鏡下腱板修復術・関節鏡下上方関節包再建術・リバース型人工関節置換術
  • 変形性関節症に対する人工関節置換術
  • 野球肩肘障害に対する投球フォーム指導

肘関節

  • 離断性骨軟骨炎に対する関節鏡下骨軟骨固定術・ドリリング・自家骨軟骨移植術
  • 投球フォーム指導
  • 関節内遊離体に対する関節鏡下摘出術

足関節

  • 足関節捻挫に対する靭帯再建術
  • 腓骨筋腱脱臼に対する修復術・制動術
  • 距骨骨軟骨損傷に対する自家骨軟骨移植術
  • 足関節インピンジメントに対する関節鏡下遊離体摘出術・滑膜切除術・骨棘切除術

股関節

  • 股関節インピンジメントに対する関節鏡下股関節唇形成術
  • 滑膜性骨軟骨腫症
  • 関節内遊離体に対する関節鏡下摘出術・滑膜切除術

スポーツ疾患は、保存療法(手術を行わない治療)で完治する場合と手術療法が必要な場合があり、適正な診断・治療・手術・リハビリテーションが必要です。リハビリでは、スポーツ復帰を目指すことを第一に、パフォーマンス向上と障害予防に有効なフォーム指導を行います。
 また、スポーツ専門医が所属スポーツ団体のチームドクターとして全国各地の試合、合宿に同行し、初期治療、予防処置に対応しています。スポーツ関節外科専門医の診察は、火曜日、木曜日に行っています。

リウマチ科

関節リウマチに対する薬物療法を行っています

関節リウマチは自己免疫の異常により、主に四肢の関節に炎症が起こり、腫脹や疼痛を生じる炎症性自己免疫疾患です。無治療であったり、疾患コントロールがうまくいかないと、関節の破壊によって、変形や機能障害(使えなくなること)を来すことがあります。現在では、早期に発見して適切な治療を行うことで多くの場合、関節破壊の増悪を抑えることができるようになりました。
 当科では、現在約400人のリウマチ患者さんの治療を行っています。従来の抗リウマチ薬に加え、近年開発された新しい薬剤(生物学的製剤、JAK阻害薬など)も投与可能であり、既存の抗リウマチ薬で十分な効果が認められなかった症例にもその効果が期待できます。生物学的製剤は、現在約100症例以上の患者さんに投与を行っています。新しい薬剤の使用については症状、副作用、費用など患者さんと相談のうえ、適切な薬剤を選択しています。これらの新しい薬剤について疑問点などありましたらご相談ください。関節リウマチ専門医の診察は、火曜日、水曜日、金曜日に行っています。

変形性関節症

変形性股関節症や変形性膝関節症に対する人工関節置換術(THA、TKA、UKA)なども積極的に行っています。

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