検査について

超音波(エコー)検査

超音波(エコー)検査

人の耳では聞こえないほどの高い周波数の音を超音波といいます。超音波は臓器や組織の境界で反射する性質があります。
この性質を利用して反射してくる音(反射波)を受信し画像を作り出します。
この検査は放射線の被曝の心配もなく、痛みもありません。

腹部超音波検査

肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓を検査対象としています。また医師からの依頼があれば胃や腸、膀胱などの検査も行っています。

検査の対象となる病気

肝臓 脂肪肝、肝硬変、肝腫瘍、肝血管腫、肝のう胞など
胆嚢 胆石、胆嚢ポリープ、胆嚢腺筋腫症、胆嚢腫瘍など
腎臓 腎結石、水腎症、腎のう胞など
膵臓 膵のう胞、膵石、膵臓腫瘍など
脾臓 脾腫、脾腫瘍など

腹部臓器の位置と名称

胆石

造影超音波検査

超音波用造影剤(ソナゾイド)を使用し、肝臓にある腫瘤が癌かどうかを調べます。
従来の超音波検査では見えにくかった腫瘍を見つけることも可能になりました。
この検査は診断だけではなく、治療を行うときの指標となったり治療後の評価などに役立ちます。

造影前

造影開始直後

造影開始10分後

心臓超音波検査

心臓は全身に血液を送るポンプの役割をしています。心臓は四つの部屋と四つの弁からできており、超音波検査では各部屋のバランス、壁の厚さ、奇形はないかなどを調べます。また心筋の動きや、弁の閉まり具合、開き具合もわかります。カラードプラという方法を使うと血液の流れを視覚的にとらえることができ、弁の逆流もわかります。この検査は心臓の病気の診断だけでなく、手術前の心機能の評価にも用いられます。

心臓の構造と名称

僧帽弁閉鎖不全症

頚動脈超音波検査

頚動脈は頭に血液を送る大切な血管です。体の表面に近く観察がしやすいので動脈硬化の診断に用いられます。頚動脈の動脈硬化を調べることは、脳の病気だけでなく心臓の病気(狭心症、心筋梗塞など)の危険を推測するのに役立ちます。

頚動脈の位置と名称

軽度動脈硬化症

甲状腺超音波検査

甲状腺はのどぼとけの下にある蝶のような形をした臓器で、新陳代謝をコントロールするホルモンを分泌しています。この検査では甲状腺の大きさや形、さらに炎症の程度や腫瘍の有無を調べます。

  • 良性疾患:嚢胞、甲状腺炎、腺腫様甲状腺腫など
  • 悪性疾患:甲状腺がん、悪性リンパ腫

甲状腺がん

~エラストグラフィ~

当院では2009年9月よりエラストグラフィの検査を開始しました。エラストグラフィは、従来の超音波検査ではわからなかった「腫瘤の硬さ」を色で判別する検査です。一般に良性腫瘍は軟らかく、悪性腫瘍は硬いので、「腫瘤の硬さ」を知ることにより腫瘍が良性か悪性か鑑別するのに役立ちます。

  • 良性疾患:嚢胞、甲状腺炎、腺腫様甲状腺腫など
  • 悪性疾患:甲状腺がん、悪性リンパ腫

エラストグラフィ

従来の超音波検査

従来の超音波検査では腫瘤の性状や大きさは分かりますが、硬さは分かりません。
このエラストグラフィでは腫瘤の部分は青く表示されており、硬いことが分かります。

下肢血管超音波検査

足の血管の血液の流れに異常がないか、血栓(血の固まり)の有無などを調べます。
静脈血栓症や静脈瘤などの診断に用いられます。

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