地域活動

災害拠点病院(地域中核災害医療センター)

当院は愛知県より「災害拠点病院(地域中核災害医療センター※)」に指定され、地域の二次医療機関及び医師会等の関係団体と共に、定期的な訓練を実施しています。

※地域中核災害医療センターとは、災害拠点病院の中から、救命救急センターの指定を受けている病院が選定され、新しく指定される災害拠点病院の取り纏めと機能強化を通じ、当該地域の災害医療体制を強化する役割を担います。

(本ページには直近3か年度における訓練の様子を掲載しています。)

2022年度 大規模地震時医療活動訓練の実施

 2022年9月30日(金)から翌10月1日(土)にかけ、内閣府による「令和4年度総合防災大綱」に基づく大規模地震時医療活動訓練が実施され、当院もDMATとして参加しました。

 今回の訓練では「南海トラフ地震」により愛知県・三重県・静岡県・和歌山県の4県が被災したものと想定し、当院は被災地内における災害拠点病院として、「災害時のライフライン・物資の要請及び入院患者さんの院外搬送の検討」を実施しました。当院では敷地内外で液状化現象が発生し、周囲の道路が下水管の隆起や泥水で埋まり孤立した状態になることが予想されます。そのような状況下において、①電気・水道の節約による対応可能日数の検討、②医薬品等必要物資の院外への要請、③病院外への患者搬送の検討の以上3点を重点項目として、机上シミュレーション訓練を実施しました。

 2022年12月1日(木)には、名古屋市内で震度6強の地震が発生し、当院建物・設備に被害が生じたとの想定の下、災害モード体制における初動対応マニュアルに基づいた机上シミュレーション及び実働訓練を実施しました。

 参加者は、傷病者役(当院スタッフ)と本番さながらにやりとりをしながら、災害モード体制の一連の手順について確認をしました。また、本訓練では中村消防署にご協力いただいたほか、中村保健センター、中村区医師会及び近隣二次医療機関の多くの方々にご視察いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今後も、関係機関との緊密な連携の下にこのような訓練を定期的に実施し、当院が災害時に求められる役割を確実に果たすことができるよう備えてまいります。

 

2021年度 大規模地震時医療活動訓練の実施

 202112月2日(火曜日)愛知県に震度6強の地震が発生し被災者が多数来院したという想定のもと、「災害モード体制における初動対応マニュアル」に基づき訓練を実施しました。午前は「災害対策本部机上シミュレーション訓練」を行い、午後は中村消防署、近隣の医療機関のスタッフにも参加いただき新設診療部門・家族支援部門の実動訓練を行いました。
 当院では今後も定期的に、地域の災害時中核病院として必要な訓練を実施していきます。

 また平面駐車場を使用し、中村消防署による多数傷病者救急訓練が行われました。消防車・救急車を含め車両が12台参加し、救出・初期治療・トリアージ・搬送が行われました。今年度は、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院へ患者を搬送するという訓練も行われました。

2020年度 大規模地震時医療活動訓練の実施

 2020年3月5日(木曜日)に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を考慮し、開催中止としました。

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日本赤十字社 愛知医療センター