基幹 救急専門研修プログラム
プログラムの概要
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院を基幹施設とし、救急科専門医の養成を目的としたプロクラムです。藤田医科大学病院救急総合内科、愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院救命救急センター、前橋赤十字病院高度救命救急センターと連携しています。救急医療全般について、on-the-job training研修ができるようになっています。専攻医の先生方の希望により、当院の外科・脳外科・整形外科の診療業務にも参加できます。愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院でドクターカー、前橋赤十字病院でドクターヘリへの同乗実習も可能です。さまざまな地域(名古屋市、名古屋市外)のメディカルコントロ–ル業務の一端も経験できます。日本赤十字社が行うさまざまな災害医療研修を受講し、その後、指導者として活動できます。
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院救急科専門研修プログラム(PDF)
研修目標
緊急度の高い傷病者への対応、重症傷病者への集中治療、災害医療、メディカルコントロールなどを担当できる救急医を養成することが目標です。
研修年限
3年
研修環境
852床の名古屋市の基幹病院の1つで、1次~3次救急医療を担当しています。365日24時間、各専門診療科のon-call体制がとられており、病院全体で救急医療に取り組んでいる施設です。年間の救急外来受診患者数は15,000~26,000人、救急車搬送患者数(再掲)7,300~8,000人、入院患者数(再掲)5,000~5,900人、CPAOA 270~300人、心筋梗塞・心不全300 ~450人、脳血管障害 140~350人、呼吸不全80~310人、大動脈解離50~60人、豊富な症例が経験できます(2018~2022年実績)。
日本救急医学会、日本臨床救急医学会をはじめ、救急領域の学会で発表できます。JPTEC、ICLS、JMECCコ–スなどのoff-the-job training courseが当院で定期的に開催されています。その他MCLSをはじめとするプログラムについても受講者として(一部は指導者として)参加できます。
本プロクラムでの研修で、救急科専門医試験の受験資格を満たすことが可能です。
研修後の進路
専門医取得後は、大学や研究施設での研究活動や、その他の施設での勤務も可能です。当院をはじめ、全国の赤十字病院での勤務も可能です。
身分
専門研修中は、病院規定に準じ常勤嘱託医として採用されます。待遇は正職員にほぼ準じます。