当院について

院長あいさつ

2024年のなかむらにっせき

院長 錦見 尚道

 

 

 あけましておめでとうございます。新型コロナ感染が、季節性インフルエンザと同じ5類感染症として扱われるようになって最初のお正月を迎えました。皆さんが、健やかな新年を3年ぶりに晴れた気持ちで迎えられていることとお慶び申し上げます。

 定点医療機関の感染症発生数報告状況を見ると、地域差はありますが新型コロナより季節性インフルエンザ感染者の方が多くなり、新型コロナ以外の感染症も増加傾向にあるようです。今後は、いつ、どのワクチンを接種すると良いかが広報されるようになると思います。

 新型コロナ蔓延前から、日本全体は少子高齢化が進むが、愛知県では2040年までは人口数は変わらないと推計されていました。しかし、県内の地域単位、名古屋市内の区単位でみると異なっているようです。名古屋市東南部は愛知県全体と同じ傾向ですが、当院が地域医療を主に担当している名古屋市西部・あま市・津島市では高齢者人口も減少し始めているようです。厚生労働省が2013年に提示した、地域で医療から介護までをカバーする「地域包括ケアシステム」が2023年に改定されました。既に新構想の一部の「かかりつけ医機能」や「紹介/逆紹介(二人主治医制)」は進められています。

 患者さんの相談支援に力を注ぎ、今まで以上に充実した医療を提供できるように昨年から院内の改築を進めてきました。院内工事でご迷惑をお掛けししましたが、相談支援室や内視鏡センターの改築が終了し、実際に利用される方のご意見に基づいて機能を充実させていきたいと考えています。皆さんのご意見をお聞かせいただけると幸甚です。

 これからも、クリニックの先生と当院の医師が協力して治療を進める「二人主治医制」で必要な医療を適時に提供できるようにしたいと考えています。ご理解ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

 昨年から当院は、11月に「中村日赤ふれ愛まつり」、12月に「中日ドラゴンズ選手の慰問」など、新型コロナ蔓延前からおこなってきた行事は安全に再開しています。皆さんが明るく前向きな気持ちですごされていくことを心から望んでいます。

 

                                                                                      20241

               日本赤十字社愛知医療センター センター長

                         名古屋第一病院 院長

院長 錦見 尚道

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