当院について

院長あいさつ

何度目の正直

日本赤十字社愛知医療センター

      名古屋第一病院

院長 錦見 尚道

 新年には潜んでいた新型コロナのオミクロン株感染に、願いも空しく猛威を振るわれました。オミクロン株の感染だけでは重症になる患者さんの割合は少なかったのですが、逆に無症状・軽症の感染者数が今までに無く増えました。多くの県に出されていた「まん延防止等重点措置」が321日に解禁されたところです。新年の挨拶の表題を「これでコロナはおしまい(になって欲しい)」としましたが、そうは問屋が卸しませんでした。

「症状の無い感染」が原因と推測していますが、別疾患で通常病棟の一つに入院していた患者さんが、入院後しばらく経ってから発熱して新型コロナ感染と判明しました。濃厚接触者を検査した結果、同室の方や複数の担当看護師が陽性でした。その病棟全ての患者さんと看護師の検査をして、更なる濃厚接触者を隔離しました。濃厚接触者の患者さんは個室に移動し、看護師は自宅待機にしました。一方、経過観察中の患者さんをみる病棟看護師は必要ですが、多くが自宅待機になっています。そこで、新型コロナ感染とは関係の無い病棟の入院予約患者さんに、入院の延期をお願いして、一つの病棟を閉鎖し、その病棟の看護師を濃厚接触者の患者さんの入っている病棟に一時的に配属しました。入院延期をご了解いただいた90人近くの患者さんには、大変ご迷惑をお掛けしたことをお詫びする共に、ご協力により感染拡大せず10日ほどで収束できたことに感謝いたします。また、救急車の受入をしばらく止めるなど、名古屋市の病院として当院が果たすべき役割ができず申し訳ありませんでした。

その後しばらく、当然とはいえ入院患者数が今まで見たことも無い少なさになり暗澹たる気持ちでいましたが、今は延期していただいた患者さんにも続々入院していただき少し胸をなで下ろしている所です。

政府の新型コロナ対応も少し変わってきている様ですが、病院や高齢施設では予断を許さない状態です。第7波も来るのでしょうが、成人の3回目や小児へのワクチン接種促進の効果に、何度目の正直かを期待しています。

新年度になり、新研修医師、新人看護師を迎えました。新型コロナ感染症が常態であるなかで医療者としての一歩を踏み出す新人に、感染症対応が従来以上に要求されています。当院としても重点的に感染対策を研修させて、早期に臨床現場で活躍できるように養成します。また、日本赤十字社愛知医療センター・名古屋第二病院との協働も、多職種での交流人事が行われ新たな風が吹いています。診療科間の交流も深化して、名古屋第二病院の得意分野を当院に取込み、一段とランクアップした医療が患者さんへ提供できるようにします。地域に密着して皆さんの健康を守り続けるために、財政基盤の健全性が重要です。コロナ禍で傷んだ病院経営の打開に、両病院の協力が進んでいます。

日本赤十字社愛知医療センターにご期待下さい。

日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院

院長 錦見尚道

 

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