診療科・部門

歯科口腔外科

 

地域の病院から紹介された患者さんの口腔・顎・顔面の病気に対して、
各科と協力し治療を行っています。

口腔がん、顎顔面骨骨折、顎変形症、口唇口蓋裂、口腔粘膜疾患、嚢胞、良性腫瘍、唾液腺疾患、歯性炎症、など口腔顎顔面領域固有の疾患に対する診察、手術を行っています。(齲蝕(うしょく)や歯周病に対する治療、義歯の作製などの歯科診療は行っていません)

当科を受診している患者さんの多くは、主に病診連携システムにより登録された医院、歯科医院からの紹介により占められています。年間の初診患者数は4,000人を超え、一日平均100人程度の患者さんが外来を受診しています。

主な疾患

  • 口腔がん
  • 顎顔面骨骨折
  • 顎変形症
  • 口唇口蓋裂 
  • 口腔粘膜疾患
  • 嚢胞
  • 良性腫瘍
  • 唾液腺疾患
  • 歯性炎症など口腔顎顔面領域固有の疾患

歯科口腔外科の特徴

治療について

口腔がん

舌がん、歯肉がん、頬粘膜がんなど口腔領域に発症するがんの診断、治療を担当しています。口腔がんの9割以上は扁平上皮がんであり治療は手術療法が中心となります。耳鼻咽喉科や形成外科などの関連科との連携のもとに治療に当たっています。また、進行例や手術不能例では放射線科、化学療法内科との連携のもとに化学放射線治療などを行い治療成績の向上、機能温存に努めています。

顎顔面骨骨折

救急救命センターはもとより院内他科、院外医療機関との連携を行い、早期治療、早期社会復帰を目指しています。

智歯の抜歯手術などの小手術

年間約3,000例を外来通院下で行っています。その他、クリニカルパスを導入し1泊2日での入院小手術にも対応しています。

注:智歯抜歯などの小手術は、一度受診していて予約取得のうえ、後日実施しています。

その他

院内では関連各科との協力のもと、摂食嚥下機能障害の診断、機能訓練を行っています。また、造血幹細胞移植やがん化学療法を受ける患者さんの口腔診察、感染病巣対策を行っています。

体制などについて

  • 厚生労働省「単独研修方式による歯科医師臨床研修施設」として臨床研修歯科医師の指導を行っています。
  • 日本口腔外科学会、日本口腔科学会、日本口腔腫瘍学会、日本口腔内科学会の認定研修施設として認定医、専門医の育成を行っています。
 
 
 
 
 

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