造血幹細胞移植推進拠点病院

かかりつけ医の先生へ

かかりつけ医の先生へ

同種造血幹細胞移植後患者の地域連携

造血幹細胞移植は白血病など難治性血液疾患の根治療法で長期生存者も増加しています。しかし移植が成功しても心血管障害、二次がん、感染症などに対しては生涯にわたり、特別な配慮が必要とされており、その後の定期的なフォローアップが大切です。このフォローアップは、決して特別なものではなく、移植施設以外の地域の医療機関、クリニック、会社の健康管理センターにおいても行うことができます。
 この度、厚生労働省と日本造血細胞移植学会が協力して患者手帳を作成しました。この手帳の目的は、患者の医療情報の提供、生活習慣病予防、がんの早期発見、ワクチン接種など、移植後健康管理の具体的なポイントを共有することによって、地域の先生がたと連携して、長期健康維持を図ることです。

地域の先生を受診する際には、この手帳を持参するように指導しています。なお、専門医療機関の受診が必要と判断された場合は、紹介元の移植施設に受診をお願いします(手帳の10ページに記載されています)。
 また全国に8カ所の造血幹細胞移植推進拠点病院を設け、電話やメールで相談をしていただける体制を整備しています。東海北陸地区では当院に移植患者相談窓口を設けています。

ページトップへ戻る

日本赤十字社 愛知医療センター