診療科・部門

耳鼻咽喉科

当科の特徴と概要

 当科は、耳鼻咽喉科疾患全般にわたって診療を行っております。

 領域別に紹介いたします。

1) 耳科領域においては、特に聴力改善に力をいれており、手術で聴力改善を期待出来る方には手術を積極的に施行しております。

 鼓膜穿孔のみで、鼓膜閉鎖により聴力改善が得られる方は、2泊3日の手術で鼓膜形成術を、鼓膜閉鎖のみで聴力改善が得られないか、鼓膜穿孔がなくても中耳に問題がある方は、2週間ほどの入院ですが、鼓室形成術あるいはアブミ骨手術を施行しております。

 鼓膜形成術の鼓膜穿孔閉鎖率は約90%、鼓室形成術の聴力改善成功率は約70%、アブミ骨手術の聴力改善成功率は約95%であります。

 残念ながら、手術で聴力改善が得られない方には、当院では補聴器外来を設置し補聴器がうまく使えるように指導しております。

 また、身体障害者等級3級以上の聴覚障害者で補聴器の効果が得られない方は、人工内耳を行っており、現在までに10例以上の人工内耳装着を成功させております。

2) 鼻科領域では、副鼻腔炎の症例には内視鏡下副鼻腔手術(ESS)を主に施行し、保存的療法で治癒が期待できない方には手術を積極的に勧めております。

 このESSは、両側同時に手術可能で鼻内のみから手術を行いますので、1週間ほどの入院で顔面の腫脹等もきたしません。

3) 頭頚部腫瘍の治療では、耳鼻科領域の良性腫瘍をはじめ、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がんなど頭頚部領域のがん治療を担っています。がんの治療は、放射線治療科、化学療法内科(抗がん剤投与)、口腔外科、病理検査部と定期カンファレンスを行って、がんの進展度や患者さんの状態に応じて最善と思われる治療方針を患者さんに提案し、患者さんの意見を尊重しながら治療を進めております。手術の場合は、必要に応じて形成外科や外科と連携を取ります。臓器温存を目指した化学放射線治療を実施する場合も多くあります。

 当科では周辺の診療所の先生方との連携を重視しております。

 病状が思わしくない場合は、まず診療所の先生方にご相談をお勧め致します。

 また、多くの病気は入院・手術で完治するのではなく、その後の治療あるいは経過観察が必要であり、診療所の先生方と連携をとりながら、患者さんに最適な治療方針を一緒に考えていきたいと思います。ご理解ご協力のほどお願い致します。

耳鳴治療TRTについて(耳鼻咽喉科)

 慢性の耳鳴り治療の一つであるTRTをH22年4月より開始しました。この治療は、「耳鳴りを苦痛と感じている方」が対象です。

 耳鳴の相談や治療を目的にした受診は、一般初診と同様に、通院しやすい耳鼻咽喉科を受診して診療を受け、紹介状をご用意のうえ予約をお取り頂けると幸いです。経過によっては、お近くの診療所と連携をとりながらお薬を継続したり経過観察を行ったりする場合があるからです。また、耳鳴治療を目的に補聴器を用いる場合が増えていますので、近隣で長期的にお世話になることができる「認定補聴器専門店」を調べた上で来院されますと治療上都合の良い場合が少なくありません。

 ところで、耳鳴りの診療には長めの診察時間を必要としています。そのため、効率よく耳鳴り診療を行うために工夫は重ねていますが、毎日多くの患者さんで混雑し時間に余裕のない診療になっているのが実情です。そのため、行き届かない点やご迷惑をおかけすることがあると思いますのでご理解の程お願い致します。

 私が今までに行ってきたTRTを中心とした耳鳴治療の要旨を別ページにまとめました。参考にしてください。

耳鼻咽喉科  柘植 勇人

補聴器外来(耳鼻咽喉科)

 診療をしていると、補聴器が適切に活用されていない患者さんに遭遇することは少なくありません。補聴器はメガネと異なり1回の調整で終わるものではありません。通常は1か月以上の調整期間を必要とします。さらに、補聴器装用状態で検査を実施し、補聴器が適切な出力状態にあるか確認しながら調整を進める必要があります。当院では、5社の補聴器販売店の協力を頂いて補聴器外来や耳鳴外来を実施しています。

 ところで、「補聴器を購入したけれども不快で使えない」と遠方から来られた時、地元の補聴器販売店と手紙のやりとりをしても調整が前に進まず、結局遠方から当院に通われることになる方があります。したがって、地元の補聴器店とどのように連携をとるとよいのか未だに課題であり、これからも試行錯誤は続くものと思われます。

 補聴器を初めて購入する際に知っておいて頂きたいことを「補聴器購入のポイント」にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

耳鼻咽喉科  柘植 勇人

医師の紹介

役職 氏名 学会認定医・指導医、その他資格等 専門
柘植 勇人
耳鼻咽喉科部長
柘植 勇人 日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医・補聴器相談医、厚生省補聴器適合判定医、耳鼻咽喉科専門研修指導医 耳鼻咽喉科、耳科学
寺田 聡広
頭頸部外科部長
寺田 聡広

日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医、日本頭頸部外科学会頭頚部がん指導医・専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医

耳鼻咽喉科、頭頚部がん
鈴木 淳志
医長
鈴木 淳志 日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医 耳鼻咽喉科、頭頚部がん
伊藤 潤平
医員
伊藤 潤平   耳鼻咽喉科、耳科学、鼻科学
神本 高宏
医員
神本 高宏  
村上 優美子
医員
村上 優美子   耳鼻咽喉科
小島 慶悟
医員
小島 慶悟   耳鼻咽喉科

外来担当医表

受付時間:8:20~11:00

31番 新患 寺田 鈴木 柘植 (交代) 伊藤
再診 柘植 寺田 寺田 柘植 鈴木
伊藤 (交代) 鈴木 伊藤 (交代)
村上/神本/小島 (交代)

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