活動報告

2010年度 一覧

治療を受けておられる多くの患者さんのために、大きな励みとなる善意のご慰問をいただいております。

2011年1月25日(火曜日)、今年も中日ドラゴンズの選手の皆さんが当院小児医療センターへ入院中の患児を慰問に訪れました。
今年で26回目となる今回の慰問は、昨年引退された立浪和義氏からバトンを引き継いだ井端弘和選手を筆頭に、荒木雅博選手、浅尾拓也選手、野本圭選手、岩田慎司選手の5選手が訪れました。
最初に行われました内ヶ島講堂でのトークショーでは、優勝した昨年を振り返りリーグ連覇はもちろんのこと、達成できなかった日本シリーズ制覇への思いを話され、また、それに応えるように内ヶ島講堂を埋め尽くした人たちからは、期待そして激励の熱い言葉が選手の皆さんに送られました。
一方、場所を移した小児医療センターの病棟では、憧れの選手の慰問を受けた患児が目を輝かせてサインボールを受け取り、また選手からも励ましの言葉が送られ、闘病生活を送る患児にとっては、回復への特効薬になったに違いありません。
中日ドラゴンズ選手の皆さんの患者慰問に感謝し、また、来年もお越しくださるよう願うばかりです。

名古屋グランパスの中村直志選手が1月11日、療養中の子どもたちを元気づけようと小児医療センターを訪れました。
病棟のプレイルームに集まった子どもたちは、地元サッカー球団スター選手の登場に初めは緊張した雰囲気も、中村選手が持参したサッカーボールの巧みなリフティング披露で次第に打ち解け始め、ボール蹴りやパス交換に展開して、一気に心ふれあう遊びの世界へ。最後には、子どもたちから1月27日に32歳の誕生日を迎える中村選手にハッピーバースデーの歌とメッセージカード、手作りのメダルがプレゼントされ、思わぬサプライズも。
プレイルームを後にした中村選手は病室で待つ子どもたちを慰問、一人一人に言葉をかけて元気を伝えました。その中で、名古屋グランパスのジュニアユース・スクールに通う入院中の小学生と感動の出会いもあり、早く元気になって活躍するよう力強く励ましました。
中村選手から、子どもたちへ病気を克服する元気や希望、つらい検査や治療に立ち向かっていく勇気をたくさんいただきました。

クリスマスを間近に控えた12月14日、内ヶ島講堂で中国琵琶コンサートを開催しました。このコンサートは、名古屋を拠点に世界で活躍される中国琵琶奏者の涂善祥(と・ぜんしょう)さん、ソプラノ歌手の矢野留美さんと川地未奈子さん、ピアニストのマリ・リーさんのご厚意によるもので、今年で18回目を迎えます。
コンサートには、入院中の患者さんやそのご家族、地域の皆さんなどおよそ100人が来場。涂善祥さんの軽妙な語りとともに奏でられる「シルクロード」や「荒城の月」など12曲に、観客の皆さんは目を閉じて聴き入ったり、体を揺らしてリズムをとったりするなど、思い思いに中国琵琶の清らかな音色や歌声に耳を傾けていました。アンコールでは、観客の皆さんも一緒に「ふるさと」「きよしこの夜」を歌い、会場が一体となってこのコンサートを盛り上げました。

11月6日(土曜日)、「ココロの交流フェア2001」を開催しました。このイベントは、病院の立替工事の完了を地域の皆さんにお知らせし、病院を開放して施設の一部をご覧いただくとともに、さまざまな健康イベントの参加により病院スタッフとふれあうことで病院をもっと知って、身近に感じていただき、健康の大切さや病気の予防など地域交流を通じて楽しみながら病院に親しんでいただくために企画しました。
メイン会場の内ヶ島ホールでは、病院にご自身とご家族が昔からお付き合いがあるタレントの矢野きよ美さんの軽妙なトークで、ご自身の病院との関わりや国際救援に参加した看護師へのインタビューが進められるトークショー、 クイズ大会、ライブステージが催されました。真っ青な空の下、オリーブの庭では子供たちをあっという間に引き込む「たっちゃんの紙芝居」。会議室を開放した会場では、いろいろな機具を活用して自分でデータを見ることができる 健康チェックコーナーで看護師が食事や運動についてアドバイスしてくれたり、身近なテーマで専門的な解説を聞くことができる健康セミナーも6つのテーマについて開かれました。子供たちが主役の「わんぱく広場」ではサイコロゲームや 巨大スゴロクなど楽しいゲームが企画され、患者さんや地域の皆さん、それ以外にも多くの人々がこの病院で心通う一日を過ごすことができました。

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日本赤十字社 愛知医療センター